意匠の用語集
意匠の定義と登録要件から組物・内装・関連意匠・秘密意匠、意匠権の効力、審判、ハーグ協定の特例まで。意匠法の用語を、条文と短答で問われた枝に結びつけて解説します。
意匠の定義と総則
意匠の定義と実施とは、意匠法2条が定める、意匠とは物品・建築物の形状等又は画像であって視覚を通じて美感を起こさせるものをいうという定義...
部分意匠の要件と効力(2条1項かっこ書き・7条・3条の2)ぶぶんいしょうのようけんとこうりょく部分意匠とは、物品の部分、建築物の部分又は画像の部分の形状等について意匠登録を受ける意匠です。2条1項が物品・建築物・画像のそれぞれに...
画像意匠の保護範囲(2条1項・2条2項3号)がぞういしょうのほごはんい画像意匠の保護範囲とは、意匠法が意匠として保護する画像を、機器の操作の用に供されるもの又は機器がその機能を発揮した結果として表示される...
意匠登録を受ける権利・共同出願・仮通常実施権(15条準用 特33〜35・38条、5条の2)いしょうとうろくをうけるけんりきょうどうしゅつがんかりつうじょうじっしけん意匠登録を受ける権利とは、意匠の創作をした者に発生し、意匠登録出願をして意匠権を取得できる権利です。15条2項・3項で特許法33条・3...
登録要件
新規性とは、意匠登録出願前に日本国内又は外国において公然知られた意匠(3条1項1号)、頒布された刊行物に記載された意匠又は電気通信回線...
創作非容易性(3条2項)そうさくひよういせい創作非容易性とは、意匠登録出願前に、その意匠の属する分野における通常の知識を有する者が、日本国内又は外国において公然知られ、頒布された...
新規性喪失の例外(4条)しんきせいそうしつのれいがい新規性喪失の例外とは、意匠登録を受ける権利を有する者の意に反して(4条1項)、又はその者の行為に起因して(4条2項)3条1項1号・2号...
先願意匠の一部との同一・類似(3条の2)せんがんいしょうのいちぶとのどういつるいじ先願意匠の一部との同一・類似とは、意匠登録出願に係る意匠が、その出願の日前の他の意匠登録出願であって当該出願後に意匠公報に掲載されたも...
不登録事由(5条)ふとうろくじゆう不登録事由とは、新規性や創作非容易性などの3条の要件を満たしていても意匠登録を受けることができない意匠を5条が三つ掲げたものです。公の...
先願(9条)せんがん先願とは、同一又は類似の意匠について二以上の意匠登録出願があったときに、異なった日なら最先の意匠登録出願人のみが、同日なら出願人の協議...
出願(組物・内装・関連意匠・秘密意匠・分割変更・優先権)
願書と図面・ひな形・見本とは、意匠登録を受けようとする者が特許庁長官に提出する願書の記載事項と、願書に添付して意匠を現す書面・物を定め...
一意匠一出願(7条)いちいしょういちしゅつがん一意匠一出願とは、意匠登録出願は経済産業省令で定めるところにより意匠ごとにしなければならないとする7条の原則です。意匠ごとの出願とは、...
組物の意匠と内装の意匠(8条・8条の2)くみもののいしょうとないそうのいしょう組物の意匠とは、同時に使用される二以上の物品、建築物又は画像であって経済産業省令で定めるもの(組物)を構成する物品等に係る意匠を、組物...
関連意匠制度(10条・21条2項・22条・27条)かんれんいしょうせいど関連意匠制度とは、意匠登録出願人が自己の意匠登録出願に係る意匠又は自己の登録意匠のうちから選択した一の意匠(本意匠)に類似する意匠(関...
出願の分割と変更(10条の2・13条・13条の2)しゅつがんのぶんかつとへんこう出願の分割とは、二以上の意匠を包含する意匠登録出願の一部を、審査・審判・再審に係属している間に一又は二以上の新たな意匠登録出願とする1...
秘密意匠(14条・20条4項・37条3項・40条)ひみついしょう秘密意匠とは、意匠登録出願人が意匠権の設定の登録の日から3年以内の期間を指定して、その期間その意匠を秘密にすることを請求できる14条の...
パリ条約優先権の主張手続(15条1項準用 特43条〜43条の3)ぱりじょうやくゆうせんけんのしゅちょうてつづきパリ条約優先権の主張手続とは、意匠登録出願について特許法43条から43条の3までを15条1項で準用し、優先権を主張する旨の書面を「意匠...
審査・補正・登録
審査と拒絶理由とは、特許庁長官が審査官に意匠登録出願を審査させ(16条)、審査官が17条各号に限定列挙された拒絶の理由を発見したときは...
補正と要旨変更・補正却下・補正後の新出願(9条の2・17条の2〜4・60条の24)ほせいとようしへんこう・ほせいきゃっか・ほせいごのしんしゅつがん補正と要旨変更とは、意匠登録出願の願書の記載や図面等を事件が審査・審判・再審に係属している間に直す手続(60条の24)と、その補正が願...
意匠権の設定登録・意匠公報・存続期間(20条・21条・66条)いしょうけんのせっていとうろく・いしょうこうほう・そんぞくきかん意匠権の設定登録とは、第1年分の登録料の納付があったときに特許庁が意匠権を設定の登録することで、意匠権はこの登録により発生します(20...
登録料の納付・追納・回復(42〜45条)とうろくりょうのうふ・ついのう・かいふく登録料の納付とは、意匠権の設定の登録を受ける者又は意匠権者が存続期間の満了までの各年について一件ごとに政令で定める額を納める手続で、第...
意匠権の効力・実施権
意匠権の効力とは、意匠権者が業として登録意匠及びこれに類似する意匠の実施をする権利を専有することです(23条)。類否判断の枠組みとは、...
利用・抵触と裁定(26条・31〜33条)りよう・ていしょくとさいてい利用・抵触とは、意匠権者等の登録意匠(又はこれに類似する意匠)が、その意匠登録出願の日前の出願に係る他人の登録意匠若しくはこれに類似す...
専用実施権と通常実施権(27条・28条・34条・35条)せんようじっしけんとつうじょうじっしけん専用実施権とは、意匠権者が設定行為で定めた範囲内において、業として登録意匠又はこれに類似する意匠の実施をする権利を専有させる権利で、通...
先使用権と先出願による通常実施権(29条・29条の2)せんしようけんとせんしゅつがんによるつうじょうじっしけん先使用権と先出願による通常実施権とは、いずれも意匠権の設定の後も自分の事業を続けられる法定の通常実施権で、先使用権は出願に係る意匠を知...
意匠権の移転・共有・冒認の移転請求(22条・26条の2・29条の3・36条準用 特73条・98条)いしょうけんのいてんきょうゆうぼうにんのいてんせいきゅう意匠権の移転・共有・冒認の移転請求とは、意匠権を契約や一般承継で他人に移し、又は複数人で持つときの決まりと、意匠登録を受ける権利を有し...
侵害と救済
差止請求とは、意匠権者又は専用実施権者が、自己の意匠権又は専用実施権を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予...
侵害とみなす行為(38条)しんがいとみなすこうい侵害とみなす行為とは、登録意匠又はこれに類似する意匠の実施そのものではないものの、侵害を誘発する蓋然性が高い予備的・幇助的な行為を、3...
損害額の推定・過失の推定と特許法の準用(39〜41条)そんがいがくのすいていかしつのすいていととっきょほうのじゅんよう損害額の推定とは、意匠権者又は専用実施権者が故意又は過失により侵害した者に損害賠償を請求する場合に、譲渡数量に単位数量当たりの利益を乗...
審判・再審・訴訟
拒絶査定不服審判とは、拒絶をすべき旨の査定を受けた者が、その査定の謄本の送達があった日から3月以内に請求できる審判です(46条)。補正...
意匠登録無効審判(48・49・30条)いしょうとうろくむこうしんぱん意匠登録無効審判とは、意匠登録が48条1項各号のいずれかに該当するときに、その意匠登録を無効にすることについて請求できる審判です。何人...
再審と審決取消訴訟(53〜59条)さいしんとしんけつとりけしそしょう再審とは、確定審決に対して当事者又は参加人が、民事訴訟法338条の再審の事由があるときに請求できる非常の不服申立てです(53条)。審決...
ハーグ協定ジュネーブ改正協定に基づく特例
用語で読んだ論点を、短答の過去問の枝でそのまま確かめられます。