この改正協定の適用上、 (i) 「ハーグ協定」とは、意匠の国際寄託に関するハーグ協定(その名称を意匠の国際登録に関するハーグ協定と改める。)をいう。 (ii) 「この改正協定」とは、今回の改正協定に定めるハーグ協定をいう。 (iii) 「規則」とは、この改正協定に基づく規則をいう。 (iv) 「所定の」とは、規則に定められていることをいう。 (v) 「パリ条約」とは、千八百八十三年三月二十日にパリで署名され、その後改正され、及び修正された工業所有権の保護に関するパリ条約をいう。 (vi) 「国際登録」とは、この改正協定に従って行われる意匠の国際登録をいう。 (vii) 「国際出願」とは、国際登録のための出願をいう。 (viii) 「国際登録簿」とは、この改正協定又は規則が記録することを要求し、又は認める国際登録に関する情報を公式に集積したものであって、国際事務局が保管するものをいい、当該情報が蓄積される媒体のいかんを問わない。 (ix) 「者」とは、自然人又は法人をいう。 (x) 「出願人」とは、自己の名において国際出願をする者をいう。 (xi) 「名義人」とは、自己の名において国際登録が国際登録簿に記録されている者をいう。 (xii) 「政府間機関」とは、第二十七条(1)(ii)の規定に基づきこの改正協定の締約国となる資格を有する政府間機関をいう。 (xiii) 「締約国」とは、この改正協定を締結している国又は政府間機関をいう。 (xiv) 「出願人の締約国」とは、出願人が一の締約国との関係において、第三条に規定する条件の少なくとも一の条件を満たすことにより国際出願をする資格の取得の根拠とする当該一の締約国をいい、また、出願人が第三条の規定に基づいて国際出願をする資格の取得の根拠とすることができる締約国が二以上存在する場合には、当該締約国のうち、国際出願において表示された一の締約国をいう。 (xv) 「締約国の領域」とは、国である締約国についてはその領域、政府間機関についてはその政府間機関を設立する条約が適用される領域をいう。 (xvi) 「官庁」とは、締約国の領域において効力を有する意匠の保護の付与について当該締約国によって責任を与えられた機関をいう。 (xvii) 「審査官庁」とは、意匠の保護を求める出願について、当該意匠が少なくとも新規性の条件を満たしているかどうかを決定するために職権により審査する官庁をいう。 (xviii) 「指定」とは、ある締約国において国際登録の効果が生ずるよう求める請求又は国際登録簿における当該請求の記録をいう。 (xix) 「指定締約国」及び「指定官庁」とは、それぞれ指定が適用される締約国及びその官庁をいう。 (xx) 「千九百三十四年改正協定」とは、ハーグ協定の改正協定であって、千九百三十四年六月二日にロンドンで署名されたものをいう。 (xxi) 「千九百六十年改正協定」とは、ハーグ協定の改正協定であって、千九百六十年十一月二十八日にハーグで署名されたものをいう。 (xxii) 「千九百六十一年追加協定」とは、千九百三十四年改正協定の追加協定であって、千九百六十一年十一月十八日にモナコで署名されたものをいう。 (xxiii) 「千九百六十七年補足協定」とは、ハーグ協定の補足協定であって、千九百六十七年七月十四日にストックホルムで署名されたもの(その修正を含む。)をいう。 (xxiv) 「同盟」とは、千九百二十五年十一月六日のハーグ協定によって設立され、並びに千九百三十四年改正協定、千九百六十年改正協定、千九百六十一年追加協定、千九百六十七年補足協定及びこの改正協定によって維持されるハーグ同盟をいう。 (xxv) 「総会」とは、第二十一条(1)(a)に規定する総会又は当該総会に代わる組織をいう。 (xxvi) 「機関」とは、世界知的所有権機関をいう。 (xxvii) 「事務局長」とは、機関の事務局長をいう。 (xxviii) 「国際事務局」とは、機関の国際事務局をいう。 (xxix) 「批准書」には、受諾書及び承認書を含むものとする。
この条文が問われた枝 1問
正しい。改正協定1条(xvii)は、「審査官庁」を、意匠の保護を求める出願について当該意匠が少なくとも新規性の条件を満たしているかどうかを決定するために職権により審査する官庁と定義する。
改正協定1条(xvii)は、「審査官庁」とは、意匠の保護を求める出願について、当該意匠が少なくとも新規性の条件を満たしているかどうかを決定するために職権により審査する官庁をいうと定める。ハーグ協定は無審査で登録する国を中心に発展してきたが、ジュネーブ改正協定は日本や米国のように実体審査を行う国も加入できるように作られており、審査官庁を持つ締約国にだけ認められる仕組みが各所にある。たとえば創作者の特定や簡潔な説明、請求の範囲を国際出願の必須の要素として宣言できるのは審査官庁を有する締約国である(5条(2))し、拒絶の通報の期間を規則の原則より長い12月に延ばす宣言も審査官庁を有する締約国などに限られる。どの官庁がこの扱いを受けられるかを決める基準として、職権で少なくとも新規性を審査することを定義に据えたものである。枝は1条(xvii)の定義どおりである。日本国特許庁は意匠法で新規性等を審査するので、この審査官庁に当たる。

「審査官庁」とは、意匠の保護を求める出願について、当該意匠が少なくとも新規性の条件を満たしているかどうかを決定するために職権により審査する官庁をいう。







































